HOME伊藤元重ゼミについて

2014年度に扱った内容

夏学期―――中国経済の分析、TPPなど

学期のはじめは、中国経済に関するレポートを輪読しました。John L. Thornton China Center によるレポートで、中国経済の展望を日本を含む東アジア諸国の過去の事例から分析しました。
学期後半は、先生が各方面で積極的に議論を展開されている、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定について扱いました。各ゼミ生がTPPに対してそれぞれの観点で分析、レポートにまとめ、先生のフィードバックを頂きました。

夏休み課題

毎年というわけではないですが、去年の夏休みには課題が課されました。「日本経済の現状」というテーマでレポートを執筆し、自分の興味関心に基づき様々な分野について分析しました。研究の成果は、夏休み後半の中国・清華大学とのインゼミの際にプレゼン発表されました。

夏合宿―――輪読『The Art of Strategy』

夏合宿という事もあり、普段とは毛並みの違うゲーム理論のテキストを輪読しました。英語のテキストというと難解なイメージですが、英文は比較的平易で具体例なども豊富なため、英文経済書の入門としては最適なテキストでした。

冬学期

冬学期から、ディスカッションと輪読発表を並行して進める形式になりました。
ディスカッションパートでは、政府が公表する経済財政関連のレポートや、アベノミクス戦略の一環であり先生が座長(!)を務める「『稼ぐ力』創出研究会」の報告書などを題材にした議論やレクチャーが行われました。いずれも先生が深く関わっているレポートですので、背景情報や裏話など、ゼミ以外では得られない事柄についても深く学ぶことができました。
輪読発表パートでは、学期前半は『The Ar of Strategy』の続きを、後半は今話題の『Capital in the 21st century (21世紀の資本)』の英文テキストを読み進めました。後者は分量も多く比較的ヘビーな内容でしたが、難解な部分は先生が適宜解説してくださり、理解を深めることができました。
また、昨年度から4年生の卒業論文執筆が必須になったため、適宜その進捗発表も行いました。

冬学期補講

先生のご予定などで休講になったとき代わりに登場するのが補講ですが、元重ゼミの休講は休日などに丸一日かけて行われることが多いです。 また、よく補講後に先生がゼミ生をお食事に連れて行って下さるので、多くのゼミ生には人気のイベントだったりします(笑)

インゼミ

インゼミとは他大学のゼミと研究発表をしあったりする活動です。元重ゼミでは9月に中国北京の清華大学と、10月には慶応義塾大学の土居丈朗研究会と行いました。
清華大学とのインゼミでは、日本経済の現状についての発表を行いました。またゼミ後は北京市内を案内してもらいました。
土居インゼミでは単に研究発表を行うだけでなく、経済学を基にした政策シミュレーションなども行い、とても盛り上がりました。
研究発表だけでなくディスカッションや交流会でも盛り上がれるのが、インゼミの魅力かもしれません。
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