HOME伊藤元重ゼミについて

どんなことをするゼミなのか?

学習テーマは国際経済学!

伊藤元重ゼミは、国際経済学を中心として、国際金融、国際貿易、世界経済に関する幅広いトピックを横断的に勉強しているゼミです。
アベノミクスやTPPといった経済現象について、プレゼンテーションやディスカッションを通じて理解を広め、自分自身の言葉でその事象を分析し語ることができるようになることを目標としています。
シンクタンク向けのレポートの作成や書籍の出版などを行うこともあり、これらに向けた制作過程で、経済に対する理解をより深めていっています。


ゼミで扱う分野は多岐にわたる

国際経済学をメインに据えてはいますが、それにとらわれず様々な学問的領域・トピックを扱います。
以下にそのいくつかの例を挙げます。

国際金融学

国際金融にまつわるイシューは、ゼミでも毎年のように扱うトピックです。
サブプライム・ローン問題や過去の大恐慌に関するリサーチを行ったり、欧州債務危機や中国の人民元切り上げ問題などの議論を扱いました。また「通貨と為替」に関する議論では、成果を書籍としてまとめることもありました。金融のアプローチをプレゼンテーションで紹介し、ディスカッションをする中で、理解を深めていっています。

ソブリン・リスク

世界を震撼させたギリシアの財政危機、および欧州におけるソブリンリスクの顕在化は、世界の金融情勢に大きなインパクトを与えました。この事象の把握には、財政学、国際金融学、金融情勢、債券分析、マクロ経済学、為替問題など多くの切り口からのアプローチが必要です。これについても、ゼミ内での共同リサーチ作業や先生のレクチャーを通じて理解を深めていっています。

医療経済

医療というと経済の対極にあるものというイメージがありますが、医療業界はこれまでビジネス感覚からかけ離れていたために、業界全体が高コスト体質になっていることが認知されつつあります。病院間でカニバリズムを起こしている現状を刷新し、機能分担することができれば、機能分担による静学的最適化と、各機関の経験曲線効果という動学的改善により、大幅な効率化ができる可能性も十分にあります。
ゼミでは、このような経済学的アプローチに基づく医療問題のリサーチを行いました。


どんな学習形式になるのか

テーマ発表

先生が設定したテーマ・分野の中で、各ゼミ生が興味を持った事象・問題についてレポートにまとめ、プレゼンを行います。2014年度は「TPP」や「日本経済の現状」がテーマでした。

輪読

英文の経済書を使って、輪読・発表を行います。その内容は必ずしも国際経済にとらわれず、先生との相談やゼミ生の興味や関心によって、幅広い分野の書籍を扱います!

ディスカッション

政府の報告書・レポートなどを使って、先生とゼミ生で議論します。ときには先生が実際に会長を務める会議の報告書も扱うので、報告書には書かれていない生の声や背景事情も、詳しく教えてくださいます!

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